特  徴
002
特徴タイトル

ずっと住み続けたくなるためのベースはできました。これからの街をつくり、育んでいくのは、ここで生活する方々です。王子ガーデン「アカシアの街」の街づくりの基本は「ずっと住みつづけたくなる街」です。

そこでまず考えたのは、街の骨格となる幹線道路を景観の大切な主軸とすることです。中央の道路は街のエントランスで、並木道のプロムナードを通ってそれぞれの家に帰ります。そして、外周の交差点には、街角広場としてポケットパークをつくり、そこから中央へ向かって真っ直ぐ道路が伸びます。この3本の幹線道路が交差するところに、街のランドマークとして半円形の芝生の広場をつくりました。真ん中には大きなシンボルツリーを植えます。この広場は、ゴロゴロ昼寝や散歩、キャッチボールなど、街のみんなで工夫して遊び、憩う原っぱです。その他の道は、広場を中心に同心円状にゆるやかに曲がりながら街並みを演出します。
江別らしいれんがが敷き詰められ、四季の木々に彩られた舗道は、歩くのが楽しくなる道です。この街にずっと住みつづけたくなるためのベースはできました。ここから、より良い街を創り、育てていくのは、これからここに暮らすみなさんです。5年先、10年先、街にあたたかい明かりが灯り、人の笑い声が響き、穏やかな時間が流れる。そんな誰もが羨むような王子ガーデン「アカシアの街」に育ててほしいと思っています。

ランドプランナーズ主宰
平山郁郎氏(ランドスケープデザイナー)

003
【略歴】
1961年生まれ、宮脇檀建築事務所にてアーバンデザイン(主に住宅地計画)を担当。
1997年URBAN SECTION Inc.を経て2003年ランドプランナーズを設立、現在に至る。
【主な仕事と受賞】
2000年フォレステージ高幡鹿島台全体計画でグッドデザイン賞審査員特別賞受賞(共同)
2002年彩の国機能複合型住宅市街地整備事業 提案競技最優秀(設計協力)
建築協定と緑地協定で、私たちの街を美しく守っています。

kyotei_img

tit_0142-2
王子不動産は、王子グループの一員です。製紙と森は切っても切れない関係。だからこそ、環境保護と共生には真摯に取り組んでいます。王子ガーデン「アカシアの街」も宅地造成の際には既存樹を利用することを第一に考えました。タウンの中央広場や遊歩道に活かされています。
concept_kukakuzu
名称 数量 単位 備考
ニセアカシア 156 既存樹木

(公園内及び緑地内)

ヨーロッパトウヒ 1 シンボルツリー(公園内)
街路樹(ツリバナ) 28 (道路内)
サクラ 85 公園内:47本
(移植:8本)
宅地内:38本
ナナカマド 68 宅地内
ヤマボウシ 152 宅地内
ハシドイ 101 宅地内
イタヤカエデ 58 宅地内
サトウカエデ 28 宅地内
コブシ 4 歩行者専用道路
ツツジ・レンギョウ 各600 歩行者専用道路
タウン横の四季のみちは、夏になると蛍が舞う野趣あふれる道。

きれいな環境でなければ生息することができない蛍が見られるということは、それだけ環境が保護されているということ。
これからは、王子ガーデン「アカシアの街」の住民みんなが、この美しい環境を見守る番です。

toku_01

外から車で帰ってくると、街のエントランスである中央の幹線道路から入り、
それぞれの家路へつきます。

広場を中心に同心円上にゆるやかに曲がった道を顔見知りの車がゆっくり走り、歩行者と共存できる道路をプランしています。また、外部からタウン内を抜け道として通過するためだけの車を抑制しています。

外周の交差点に、街角広場としてポケットパークをつくりました。

タウン出入口の顔としてはもちろん、周辺環境や周辺住民との調和、共存を考慮した潤いある空間です。

toku_02

幹線道路の交差するところに、街のランドマークとして、半円形の芝生の広場を配置しました。

そして、街のどこからでも見えるように、広場の真ん中に大きなシンボルツリーを植え、その周りを既存樹のアカシアやサクラが豊かな緑をたたえます。また、子供たちが遊ぶ木製の複合遊具も設置しました。